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童謡【赤とんぼ】で謳われた兵庫県たつの市



姫路城だけではない播磨の魅力。小京都と呼ばれたまち。
たつの市へのアクセスはちょっと難しい。新幹線で姫路駅まで向かい、JR竜野駅か姫新線本竜野で降りるかの二択になるが、いずれにせよ小京都と呼ばれる龍野城跡へ行くにはタクシーが一番だ。
竜野駅から赤とんぼタクシーに乗り、揖保川に沿って北上する。赤い欄干と灯篭が美しい。
高級素麺の代名詞である『揖保乃糸』もたつの市の名産品だ。また、千葉と産出量を競う醤油の産地でもある。揖保川沿にそびえる巨大工場はヒガシマル醤油の醤油蔵である。
今回の旅の目的は銘菓である醤油饅頭にある。職場で、お土産にと提供されたときの味が忘れられなかった。消費期限の長いパック製品がネット上で流通しているが、本当の醤油饅頭は消費期限が3日程度でありお土産に向かず、その分大変美味なのである。
竜野駅からタクシーで15分、徒歩数分でたつの市を代表する和菓子屋である觜﨑屋(はしざきや)に到着した。老舗の門構えに圧倒される。気さくな店員さんから「蒸したてです」と渡された醤油饅頭の、なんと美味だったこと。
食べながら周辺を散策した。洛中にいるかのような伝統的な町屋が並ぶ。中でも素晴らしいと思ったのが姫路信用金庫たつの支店だ。外見は木と漆喰の日本家屋、看板まで墨書きであるが、自動ドアを入れば近代的銀行である。市民の景観維持への熱意が伝わってきた。
日が落ち始め、タクシーで姫路市内へと向かった。景観維持地区をでると、そこには豊かな田園風景が広がっていた。海も見え、一仕事終えた漁船が戻ってくるのが見える。途中、町内放送で童謡『赤とんぼ』が流れてはじめた。三木露風が幼少期を過ごした、たつの市への郷愁をこめて歌詞を書いたという。
タクシーの運転手さんが言った。「どうでしょ、姫路城はそりゃ有名やけど、このあたりは古き良き日本という感じで趣深いでしょう。」
私は心から同意した。
旅程
日次 | 日程 |
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1日目 |
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予算 | 5000円~(1名1室料金) |
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所在地 | 兵庫県たつの市龍野町下川原 |
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